id:eyck:20040511を読んでみて、川内倫子展に行けば良かったなと思った。
なんで行かなかったかというと、「ナチュラルに撮られたかのように提示される」写真になんだかうんざりしていたから。
ナチュラルに撮られたかのように提示される」写真については、pg press no.3で清水穣さんが確か、純粋さを偽装した写真とかいう 「透明な私」、倉石信乃さんが「イノセントであることの偽装工作」という言い回しで書いている。
清水穣さんの文章ってなんだか極端な言い方をするようなところがあって疑問が残る部分もあるんだけど、いつも考えもしなかったような視点を与えてくれて、面白いなと思う。
今回のpg pressは他にも深川さんの「サイト・グラフィックス」とか、古屋誠一さんの「六本木クロッシング」についての文章とか、かなりの充実ぶり。完全に批評の雑誌となっている。